みどりばこの日記

自然、文化、留学

渡米後1カ月

6/15に渡米して1カ月が経った。体感は、もう半年くらいいる気分。

最初はいろいろなことがうまくいかず、一つのことに対して労力・お金・時間が日本の10倍くらいかかることに腹が立っていた。日本だったら、、と考えては涙が出そうになっていた。
ただ、少しずつこの生活にも慣れてきた。むしろこのうまくいかなさを楽しめるようになってきた(たまに)。


でも、それでもまだ悲しくなることもある。

【一昨日あった出来事】

近々家族が日本から遊びに来る予定があり、近くのLocksmithで合鍵を作るために家を出た。15分で帰ってくる予定だった。

調べていった家近のLocksmith2件、1件目はホームページがあるにも関わらずお店がなくなっていた。2件目は工事中で閉店していた。さてどうする。

Home depotは必ず合鍵作成を行っていることを事前サーチで知っていたため、家から徒歩30分程度のHome depotに向かった。炎天下の中Home depotに到着。汗をぬぐいながらKey productionの列に並んだ。ようやく自分の番がきたのだが、”この鍵はうちでは扱っていないから違うところ行ってね”、と言われた。まじか、古いマンションだからかそれくらい特殊な鍵なのか、でも仕方ない。Home depotの優しそうなおばちゃんに”◎St.と〇Aveの交差点にあるLocksmithに行くとやってくれるよ"と教えてもらい、そこに向かった。
整頓されたLocksmithに着き、大量の種類の鍵が壁に掛かっているのを見て、こういうところならなんでも扱ってくれるのか、と思った。だが、店員さんに話しかけると、”うちはこれは扱わないんだよ”、と。なんで?って。マンションのオーナーには合鍵は万が一の時のために作っておくようにと言われており、Illegalでもなんでもないのに。店員さん曰く、古い鍵なのだと。これだったら”□St.と△Aveの交差点にあるLocksmithに行くとやってくれるよ"と教えてもらった。またこれか、と思いながら他に当てもなく、どんどん家から遠ざかっていく。
到着したLocksmithは、薄暗くやや不気味でスペイン語が飛び交っている。それでもお客さんは絶え間ない店だったため鍵を託してみた。結果、作ってくれた!!!Finally!!!!!
ようやく家に帰れる!と思いながら、会計をするためにカードを渡そうとしたら、Cash only!と。え、うそ、現金持っていないよう・・・。
作ってもらった合鍵がなくなりませんように、誰かに取られませんように、と祈りながらとぼとぼと店をあとにし、10分ほど歩いたところのATMでお金をおろし、また店に戻った。会計を終え、ようやく手に入れた合鍵、目的達成し喜びで満ちた。

帰宅ルートは家まで徒歩70分とGoogle mapで表示されたため、さすがに無理だ、と考え、クーラーがんがんのバスに乗って帰宅した。(交通手段はバスと電車があるが、どちらも1回$2.75であり5分-10分乗るには高すぎる値段であり、なるべく徒歩で移動している。)

結果、15分の予定が150分の旅となった。

翌日、合鍵のみを持って家を出て帰宅したところ、家のロックがあかない。鍵はささるが、どう頑張っても回らない。え、うそ、悲しすぎる。詐欺じゃん。私の150分返してよ。

今日は、もう一度合鍵作成の旅に出ようと思います。何件かよさそうなところを見つけたので、そこを周ります。

もっと下調べ、道中での判断など、より良い選択ができて苦労しない方も多いと思うが、私はこれからもこういう非効率的で悔しい経験をしながら少しずつ成長するんだろうなと思った一例だった。

こんなことが日常茶飯事。
これはこれで笑い話としていいよい。
2か月目も少しずつパワーアップしていくぞ。