みどりばこの日記

自然、文化、留学

州、地域ごとの違い

小学生でアメリカに住んでいたときには全く意識していなかったことの一つ、「州,地域の特徴」。

日常の会話のちょっとした話題から事あるごとに議題に上がる。アメリカは州ごとに法律、ポリシー、税金、政治など全て個々に決められており州自体の権力が強く、まさにStatesがUnitedされた国である。

そこまで違いあるの?と疑うくらい、地域ごとの我々の世代が持つ印象・偏見は強い。大都市ニューヨークに住んでいる事で、批判しやすい環境にいるのかもしれない。

数ヶ月で学んだニューヨークの人が持つそれぞれの地域の印象を考えてみる。

 

ニューヨーク

全米、世界中の憧れの地であり、様々な価値観を持った人が集まってくる。ニューヨーカーであることに自信を持っている人が多い。Inteligenceも飛び抜けている人が集結していること、英語話すスピードがみなとても早い。さらに、移民が多い上、グローバル化が進んでおり、街中ではいろんな言語が飛び交う。ニューヨークに生涯住んでいても英語が全く話せない方々もたくさんいる。ホームレスも多い上、住民税(州Tax、市Tax)のTax率が鬼高い。
”I like the vibe of this city. Nobody cares."というように、誰が何をどこでやっていようが、それぞれの勝手。何かをみて強く非難する人もいなければ、肯定する人もいない、というスタンス。居心地は良いが、興味がない限りお互いに無関心とも言えるかもしれない。

 

MidWest

Indiana, Illinois, Missouriなどの州はMidWestという括りで話されることが多い。MidWestは全体的に保守的。Red stateが多くて、まだまだBoys>Girlsというような固定観念を持っている人が多い。治安が悪い街ランキングにもよくランクインしている印象。特に、シカゴは第2のニューヨークと言われているが、白人が多め。勝手にニューヨークにライバル意識を持っている人も多いんだって。ニューヨーカーとしては住みたいと思うことはあまりないらしい。人はやわらかくて、優しい人が多い。

 

カリフォルニア

ニューヨークは特にロサンジェルスと比べられることが多いが、ニューヨーカーでカリフォルニアを好きな人は少ない。カリフォルニアに住みたい、と話すとなぜ?という顔をされ、風景が良いから?と言われる。話すスピードがゆっくりで、土地も広くゆったりと生活するイメージ。National Parkや観光地がたくさんあるのに不思議と、国内旅行でカリフォルニアまで行く人は少ない印象。

 

フロリダ

ディズニーワールド、シーワールドなど遊園地がたくさんあって楽しいイメージだったが、どうやら違うらしい。ある人は、フロリダの良いところは住民税が少ないことだけかな、と言っていた。グローバル化が進んでおらず地元民のプライドが強く、移民が少なく、vibeが違うらしい。本当かな。。。

 

シアトル(ワシントン)

海鮮が美味で住んでいる人もかっこよく印象が良い。可愛らしいお店も多いらしい。シアトルを悪くいう人はあまり聞いたことがない。

 

ボストン(マサチューセッツ

ニューヨークと違って街が綺麗。気候もよく、治安も良く、ニューヨーカーがボストン近郊に家・別荘を持っている、という例も少なくない。ハーバードやMGHもあるし、ボストンに住んだことがあるニューヨーカーは多い印象。1、2日でいく旅行先としては抜群。

 

まだまだありそうだけれども、私が感じたニューヨークの人が持つ印象はざっとこんな感じ。子供の頃、全部の地域行ったけれども、こんな印象は持たなかったんだよな。
それでもそれぞれの地域に人、文化、価値観、など固有の特徴があるのは面白いよね。

 

*あくまで主観です。間違っていることもあるかもしれません。